公衆電話

 携帯電話買った最初の頃は学校に持ってきたりしてたんですが、実際んとこ持ってきてもいっさい使わん、ということに気づいてからはほとんど持っていったことが無いんです。
 それゆえどうしても電話を掛けなくてはならない時は駅におかれている公衆電話を使います。

 そして今日、その状況でした。
 
 電話を掛けようと公衆電話の前に来て見ると、なんか20なんぼぐらいの女の人が電話を掛けていました。俺は目があまりよくないのですが、誰かと話す声も聞こえていたし、横に知り合いらしい人もいなかったので、ちらりとみただけで、しゃーない、終わるまで待つとするか、と少しはなれたところで別のほうを見て声だけ聞きながら終わるのを待っていました。

長い

全く終わらん

ものすごく長く、ひたすらまたされました。しかしそんなに距離も離れてなかったし、相手はこちらのほうを向いて電話してるいようだったので、なんか電話のほうを向くと「はよおわれや」と言ってるみたいでなんかアレだったからひたすら声だけ聞いていました。話の内容はあんまり聞いてなかったので覚えていませんが、なんか友達話してる感じだったと思います。

数分後、やっと声が途切れ・・・と思ったら話したままその場を離れていってしまいました。

どーなっとんじゃこれ

と思いその女の人のほうを向くと。

携帯電話でした。


なんと、俺は全くむなしくあほらしく、公衆電話によりかかって携帯電話で電話している人を、ひたすら何分を待ち続けていたのでした。


っていうか普通しないだろ。